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6月, 2025の投稿を表示しています

note heno omoinotake

 某台帳的な名称の文章投稿サービスについて、思うところを書きたいと思う。つまりは「note」についてである。ただし先に断っておくが、そこまで経緯を詳細に把握した上で書こうとしているわけではない。そんなことに割く時間は持ち合わせていない。しかし、にわかな情報をもとに、あとは自分の勝手な想像と、そしてやけに確信的な言い回しでもって、世の中の物事については、わりと堂々と語ってもよいのだと、ChatGPTを見ていて気付いたので、そういう姿勢で臨みたいと思う。本当に、それでいいんだと思う。だってどんな事象に関しても、どれほど精細に調べようとしたところで、100%の理解などあり得ないのだから。そう考えれば、むしろ人よりも多少知識を多く持っている人間が、そうでない人に向かって、「きちんと調べてから物を言え」などと唱えることのおこがましさのほうが気になってくる。あなた方が信条としているそれは、いったいなにを根拠に、どの度合までのことを言っているのですか、と。  本題に入る。noteについてである。いつ頃に誕生したサービスなのかは知らないが(そのくらいは検索すればすぐに判るが、それさえしない)、体感として、この5年、いや6、7年くらいかな、わりと目につくようになってきた気がする。  世の中(web)にまずブログがあって、それへの反論として短文に特化したTwitterが生まれ、そこからさらには文字でさえないInstagramが隆盛し、そのInstagramと、これは別の系統(個人的なものではなくマスメディア)であるYouTubeの、あいのこがTikTokで、2020年前後はこのあたりの、僕はよく「プリミティブ」という言葉でこれらのサービスのことを暗に蔑んだけれど、よく言えば言語を要さないので世界基準の、しかし頭を使わない、直感的なジャンルが覇権を握っていた。そうなるとそれに対するカウンターカルチャーとして、一回転してまたブログが息を吹き返せば話はスムーズだったのだが、そうはならず、古式ゆかしきブログサービスというものは、循環ができていない劣悪な環境で長年放置されていたものだから、もうあまりにも澱が溜まりすぎ、酸味が強く出てしまっていて、世間の人々は手を伸ばしづらかった(一部のタレントや、アフィリエイトを目的としたブロガーの責任も大きい)。そこで生み出されたのがnoteであったと思う。n...

16年越しの罠 ~おもひでぶぉろろぉぉん~

 すっかり騙されてしまった。  「おもひでぶぉろろぉぉん」を普通に進めていたら、2009年4月2日付の「KUCHIBASHI DIARY」に、以下のような文章があった。長いし、引用の中で引用という感じになり話がややこしくなるが、そのまま転載する。  昨日はエイプリルフールということで、前にもちらりと書いた、「僕が『うわのそら』に「ぱぴこ(ファルマン)」として日記を書き、彼女が『KUCHIBASHI DIARY』に「purope★papiro」として日記を書く」、というのをついに実行しようとする。それのなにがどう嘘なのかよく分からないけれど。  それで3月31日に、以下の文章を書いた。 つけないよ嘘つけないよ斉藤がターキー決めるのかっこよすぎる  新年度です!  仕事の帰り、空を見上げるときれいな夕焼けでした。桜もそろそろ満開で、桜は昼間とか夜のイメージが強いけど、夕焼けの桜っていうのも、淡いピンク色がオレンジにすっかり染まってしまって、なかなかに素敵でした。そう言えば誰かのそんな歌があったな……。  帰り道の途中に小さな公園があるのですが、そこで遊ぶ子どもたちがとてもかわいかったです。女の子がすべり台をすべろうとするのですが、下から男の子が逆走してくるのでなかなかすべることができず、なにやら女の子は怒っているようなのですが、男の子は笑うばっかりでいつまでもどいてくれません。ああ私が子どもの頃にもあった風景だな、子どもの遊びっていつまでも変わらないんだな、とちょっと嬉しくなりました。多分あの男の子は女の子のことが好きなんだろうなあ。  *********  家で夫の帰りを待ってぼんやり夜空を眺めていたら、一瞬キラッと光るものがありました。なんだろうなんだろうと眺めていたら、その光はだんだん私のほうに近付いてきて、我が家のベランダに着地しました。光の強さに目がくらんでしまってすぐには判らなかったのですが、慣れてから見てみると、それはボールに手足だけ生えたような生きものだったのでびっくりしました。  でもびっくりした次の瞬間、私の頭のなかで大爆発が起こり、一気にいろいろなことが思い出されてきたのです。そして私は叫んでいました。 「トルンペ=ザ=ルプブ!」  そうです。その丸い生きものは、私がかつてゾムルーシュ姫と呼ばれていた頃の世話係、トルンペだったのです。 「姫さまに会...