投稿

11月, 2023の投稿を表示しています

草創期だった ~おもひでぶぉろろぉぉん~

イメージ
  「おもひでぶぉろろぉぉん」はようやく2007年へと突入した。  2007年に入ったということはどういうことか。  せーので言おうよ、せーの! 「KUCHIBASHI DIARY」が始まったということ!   そうなのだ。2007年の元日に「KUCHIBASHI DIARY」は開始されたのである(ただし正確には3日に開設し、1日と2日は遡って書いた)。  やっぱり「KUCHIBASHI DIARY」、そしてその後を継ぐ「USP」という、メインブログと呼べるものがあると、なんとなく地に足がつくというか、本式になったな、という感じが出てくる。草創期が終わり、ここから僕のブログ活動は正史に入ったと言ってもいい。たぶんこの、屋台骨となる確固たる存在としてのブログを持つという発想には、ファルマン(当時はまだ「恋人」や「ぱぴこさん」と呼んでいる)の「うわのそら」に対するコンプレックスもあったのだと思う。  そのファルマンは、社会人になって初めてのこの年末年始、なんと10日近くも島根に帰省をしている。上の妹が成人式だったので、そこに参与する意図もあったようだ。  置いていかれた僕はどうしていたかと言えば、なにしろ書店員だったのでそもそもそんな長期の休みはなかった。それでも大みそかや三が日は休みだったようである。  大みそかは中村橋のアパートでひとり、買ってきたパックの鮨を食べながら、「俺ばかりが正論を言っている」をひたすら投稿していた。その数なんと13。その記事の中で、「自分はこの1枚1枚の記事のアップごとに一回ずつオナニーをしている」という記述があった。そして「これでもう8枚目なので、もう8度している」と。当時23歳であったとは言え、もちろん嘘に決まっている。嘘に決まっているのだが、17年の時を経て、この23歳の青年のことを、自分そのものではなく、少し他人として眺めると、これがジョークなのか、実際の報告なのか、すぐには判断がつかなくて、17年という歳月が、やっと僕にこの客観的視点を与えてくれたけど、リアルタイムでこれを読んだ他人は、リアルタイムにこの気持ち悪さを抱いたわけで、いまさらながら申し訳ない気持ちになる。ウェブ日記って、日記だから赤裸々で、でもウェブだからワールドワイドで、そこに悲劇が生まれる。自分のことを書くという行為は、もちろんある程度自分を客観視して書くわけだけど