流行語やいのやいの
今年もあちらの新語・流行語大賞のノミネート語が発表されたので、僕も毎年恒例の、それに対してやいのやいの言うのをやろうと思う。年末なんですね。 予想はしていたが、野球関連語が多い。「BIGBOSS」は1年前の、ノミネート語発表の直前くらいに現れたので、時期があまりにも悪かったと思う。いまさら感がすごい。あと「大谷ルール」「きつねダンス」「令和の怪物」「村神様」あたりについては、毎年のことながら、この企画の主催者は野球が好きだなあ、という思いを抱いた。野球が好きな人たちにとっては、それらはたしかに大事なキーワードだったのだろうが、世間一般ということになると果たしてどうだろう。どうもあなたは、世間一般よりも、だいぶ人生における野球の比重が大きいようですよ。世間一般の人は、あなたほど野球のことで頭がいっぱいではないのですよ。 ただしこれも一応野球関連語ということになるだろうが、「青春ってすごく密なので」はよかった。決して流行したわけではないけれど、まあこの賞はほら、実は「名フレーズ大賞」だから。そういう意味で本当に名フレーズだったと思う。たぶんこれはベスト10に選ばれる。コロナがやっと落ち着いた区切りという意味でも、記念碑的に登壇させておきたいと考えるはずだ。ピイガがいま小学3年生なのだが、幼稚園の卒園式が、新型コロナウイルスのことが本格的に騒がれ始めたあたりのことだったので、そう考えるといまの中3、高3というのは本当に、中学校なり高校なりの3年間が、丸々コロナ禍だったのだな、ということを、この言葉で気付かされた。青春って密なのにね。 「インティマシー・コーディネーター」「OBN」「ルッキズム」あたりの言葉も、毎年恒例で、こういう問題意識を当団体はきちんと保持しております、というアピール枠だろう。ルッキズムはまあ何度か聞いたにしても、残りのふたつは完全に初耳だった。意識が低くていけませんね。その点、この団体はとても優秀ですね。 なかやまきんに君の「ヤー! パワー!」は、いいところに目をつけたな、と思った。やっぱりギャグ枠はあったほうがいいのだ。授賞式に芸人がいると、芸人は一応なんとかしてくれる。芸人じゃない人たちしかいない授賞式って、やっぱりどうしたってぜんぜんおもしろくない。2年前は、ギャグではないが、フワちゃんとヒロシがいた。その画は覚えている。去年はそれが誰...